星座とタロットカード:12星座それぞれのタロットカード

Zodiac Tarot Cards: The tarot card for every star sign

12星座には、それぞれ対応するタロットカードがあります。多くのタロットの読み手が使う体系では、各星座が大アルカナの1枚と結びつき、さらに星座を3つに分けた区分(デカン)がそれぞれ小アルカナの数札1枚と結びついています。下の表に12星座すべてのカードをまとめ、そのあとに星座ごとの解説を載せています。

この対応関係は、1888年にロンドンで創設された魔術結社、黄金の夜明け団に由来します。Rider-Waite-Smith(ライダー・ウェイト・スミス版)デッキを生み出したアーサー・エドワード・ウェイトとPamela Colman Smithはどちらも団員だったため、絵柄にもそのつながりがよく表れています。牡羊座を示す「皇帝」の玉座の雄羊の頭、獅子座を示す「力」のライオン、天秤座を示す「正義」が手にする天秤などです。

星座大アルカナデカンのカード
牡羊座
3月21日〜4月19日
皇帝ワンドの2
ワンドの3
ワンドの4
牡牛座
4月20日〜5月20日
教皇ペンタクルの5
ペンタクルの6
ペンタクルの7
双子座
5月21日〜6月20日
恋人ソードの8
ソードの9
ソードの10
蟹座
6月21日〜7月22日
戦車カップの2
カップの3
カップの4
獅子座
7月23日〜8月22日
力ワンドの5
ワンドの6
ワンドの7
乙女座
8月23日〜9月22日
隠者ペンタクルの8
ペンタクルの9
ペンタクルの10
天秤座
9月23日〜10月22日
正義ソードの2
ソードの3
ソードの4
蠍座
10月23日〜11月21日
死神カップの5
カップの6
カップの7
射手座
11月22日〜12月21日
節制ワンドの8
ワンドの9
ワンドの10
山羊座
12月22日〜1月19日
悪魔ペンタクルの2
ペンタクルの3
ペンタクルの4
水瓶座
1月20日〜2月18日
星ソードの5
ソードの6
ソードの7
魚座
2月19日〜3月20日
月カップの8
カップの9
カップの10

星座の境目の日付は、年によって1日ずれることがあります。星座が切り替わる日に生まれた人は、両方の星座のカードを読んで、しっくりくるほうを選んでください。月星座やアセンダント(上昇宮)にもカードがあるので、同じ表で調べてみましょう。

牡羊座:「皇帝」

3月21日〜4月19日。火の星座、支配星は火星。「皇帝」の玉座には、牡羊座のシンボルである雄羊の頭が彫られています。どちらも主体性とリーダーシップのカードです。牡羊座が物事を始め、「皇帝」がそれに形と方向性を与えます。牡羊座の人にとってこのカードは、行動力は計画に支えられてこそ長続きする、という教えです。両者に共通する影の面は、せっかちさと、主導権を握っていたい気持ちです。「皇帝」の意味を詳しく見る。

牡羊座の3枚のデカンカードは、火のスートであるワンドから来ています。

  • ワンドの2(3月21日〜3月30日):計画を立て、より広い地平を見渡すこと。
  • ワンドの3(3月31日〜4月9日):発展、そして努力が実を結ぶのを待つこと。
  • ワンドの4(4月10日〜4月19日):お祝い、帰る場所、安定した土台。

牡牛座:「教皇」

4月20日〜5月20日。地の星座、支配星は金星。牡牛座は安定したもの、実績のあるものを大切にします。「教皇」が表すのは、伝統、共有された価値観、受け継がれてきた知識です。どちらも我慢強く誠実で、なかなか考えを変えません。このカードは牡牛座の人に、今も自分の役に立っている伝統はどれで、習慣で続けているだけのものはどれかを問いかけます。両者に共通する影の面は、頑固さと、新しいものへの抵抗です。「教皇」の意味を詳しく見る。

牡牛座の3枚のデカンカードは、地のスートであるペンタクルから来ています。

  • ペンタクルの5(4月20日〜4月29日):困窮と、足りなくなることへの不安。
  • ペンタクルの6(4月30日〜5月9日):与えることと受け取ること、公平なやりとり。
  • ペンタクルの7(5月10日〜5月20日):忍耐と、長い目で見た投資。

双子座:「恋人」

5月21日〜6月20日。風の星座、支配星は水星。双子座は双子の星座で、「恋人」のカードには天使の下にふたりの人物が描かれています。どちらも、つながり、コミュニケーション、選択がテーマです。古いデッキでは、このカードはふたつの道のどちらかを選ぶことを表していました。何事にも両面を見ることで知られる星座にぴったりです。両者に共通する影の面は、優柔不断と、すべての選択肢を残しておこうとすることです。「恋人」の意味を詳しく見る。

双子座の3枚のデカンカードは、風のスートであるソードから来ています。

  • ソードの8(5月21日〜5月30日):自分の思考にとらわれて身動きが取れない感覚。
  • ソードの9(5月31日〜6月9日):心配事と眠れない夜。
  • ソードの10(6月10日〜6月20日):つらい終わりと、底を打ったあとの安堵。

蟹座:「戦車」

6月21日〜7月22日。水の星座、支配星は月。戦車に乗る人物の鎧と天蓋は、身を守る蟹の甲羅を思わせます。蟹座はどこへ行くにも自分の家を背負っていて、「戦車」は守りを固めたまま前へ進みます。どちらも心の意志の強さ、つまり大切な人のために前へ進み続ける力がテーマです。両者に共通する影の面は、防御的になりすぎることや、殻に閉じこもってしまうことです。「戦車」の意味を詳しく見る。

蟹座の3枚のデカンカードは、水のスートであるカップから来ています。

  • カップの2(6月21日〜6月30日):パートナーシップと、お互いに惹かれ合う気持ち。
  • カップの3(7月1日〜7月11日):友情、仲間、お祝い。
  • カップの4(7月12日〜7月22日):引きこもりと、見逃しているかもしれない誘い。

獅子座:「力」

7月23日〜8月22日。火の星座、支配星は太陽。「力」のカードには、ライオンの口をやさしく閉じる女性が描かれています。獅子座はライオンの星座で、このカードはその最良の資質、つまり力ずくではなく心から湧き出る勇気を表しています。獅子座の人には、温かさと忍耐で人を導くよう求めるカードです。黄金の夜明け団は、大アルカナが獅子座から天秤座へという黄道の順番に沿うよう、「力」を8番に移して「正義」の前に置きました。ウェイトもその順番を受け継いでいます。両者に共通する影の面は、プライドの高さや、称賛されたい気持ちです。「力」の意味を詳しく見る。

獅子座の3枚のデカンカードは、火のスートであるワンドから来ています。

  • ワンドの5(7月23日〜8月1日):競争と、エゴのぶつかり合い。
  • ワンドの6(8月2日〜8月11日):勝利と、周囲からの評価。
  • ワンドの7(8月12日〜8月22日):自分の立場を守り抜くこと。

乙女座:「隠者」

8月23日〜9月22日。地の星座、支配星は水星。「隠者」はランタンの明かりを頼りに注意深く探し求めます。その姿は、乙女座の辛抱強く見極める知性にぴったりです。どちらも本物で役に立つものを探し、静かに取り組むことを好みます。このカードは乙女座の人に、ひとりの時間こそがエネルギーを取り戻し、物事をはっきり見るための時間だと教えてくれます。両者に共通する影の面は、完璧主義と、自分を責めて孤立してしまうことです。「隠者」の意味を詳しく見る。

乙女座の3枚のデカンカードは、地のスートであるペンタクルから来ています。

  • ペンタクルの8(8月23日〜9月1日):技術、練習、細部へのこだわり。
  • ペンタクルの9(9月2日〜9月11日):自立と、自分の力で手に入れたゆとり。
  • ペンタクルの10(9月12日〜9月22日):長く続く安定と、家族から受け継ぐもの。

天秤座:「正義」

9月23日〜10月22日。風の星座、支配星は金星。「正義」は天秤座のシンボルである天秤を手にしています。どちらもバランスと公平さ、そして決める前にじっくり比べて考えることがテーマです。このカードは天秤座の人に、みんなを満足させられないときでも、はっきり決断するよう求めます。両者に共通する影の面は、どっちつかずの態度や、真実を犠牲にしてでも争いを避けようとすることです。「正義」の意味を詳しく見る。

天秤座の3枚のデカンカードは、風のスートであるソードから来ています。

  • ソードの2(9月23日〜10月2日):膠着状態と、難しい選択。
  • ソードの3(10月3日〜10月12日):失恋と、痛みをともなう真実。
  • ソードの4(10月13日〜10月22日):休息と回復。

蠍座:「死神」

10月23日〜11月21日。水の星座、支配星は火星(現代占星術では冥王星も)。蠍座は深さ、激しさ、変容の星座で、「死神」は新しいものに道をあけるための終わりのカードです。どちらも肉体の死を意味するものではありません。共通するテーマは、完全に手放し、それによって生まれ変わることです。両者に共通する影の面は、しがみつきすぎることや、関係を断ち切って後戻りできなくしてしまうことです。「死神」の意味を詳しく見る。

蠍座の3枚のデカンカードは、水のスートであるカップから来ています。

  • カップの5(10月23日〜11月1日):喪失と後悔。
  • カップの6(11月2日〜11月11日):懐かしさと、過去の思い出。
  • カップの7(11月12日〜11月21日):幻想と、多すぎる選択肢。

射手座:「節制」

11月22日〜12月21日。火の星座、支配星は木星。射手座は射手の星座で、いつも地平線の向こうにある何かを狙っています。「節制」には、ふたつの杯のあいだで水を注ぎ移す天使が描かれています。バランス、忍耐、中庸のカードです。ふたつを合わせると、大きな旅には一定のペースが必要だと学んでいく探求者の姿が浮かび上がります。両者に共通する影の面は、行きすぎ、つまりやりすぎることや、できる以上のことを約束してしまうことです。「節制」の意味を詳しく見る。

射手座の3枚のデカンカードは、火のスートであるワンドから来ています。

  • ワンドの8(11月22日〜12月1日):スピード、知らせ、旅。
  • ワンドの9(12月2日〜12月11日):粘り強さと、最後のひと踏ん張り。
  • ワンドの10(12月12日〜12月21日):抱えすぎていること。

山羊座:「悪魔」

12月22日〜1月19日。地の星座、支配星は土星。山羊座は下半身が魚の山羊の姿をしており、「悪魔」は山羊の角を生やしています。両者をつなぐのは物質の世界です。野心、規律、権力、そしてそれらに縛られてしまうさまざまな形です。このカードは山羊座の人に、本当は何のために働いているのか、それが今も自分を自由にしてくれているのかを問いかけます。両者に共通する影の面は、仕事中毒や物質主義です。「悪魔」の意味を詳しく見る。

山羊座の3枚のデカンカードは、地のスートであるペンタクルから来ています。

  • ペンタクルの2(12月22日〜12月30日):いくつもの優先事項をやりくりすること。
  • ペンタクルの3(12月31日〜1月9日):チームワークと熟練の仕事。
  • ペンタクルの4(1月10日〜1月19日):安定を固く握りしめること。

水瓶座:「星」

1月20日〜2月18日。風の星座、支配星は土星(現代占星術では天王星も)。水瓶座は水を運ぶ人の星座で、「星」のカードにはふたつの水差しから大地と泉に水を注ぐ女性が描かれています。どちらも希望とビジョン、そして自分より大きなものに尽くすことがテーマです。このカードが描くのは、ありうる未来を人々に見せる手助けをする理想家の姿です。両者に共通する影の面は、よそよそしさや、日々の暮らしから離れてしまうことです。「星」の意味を詳しく見る。

水瓶座の3枚のデカンカードは、風のスートであるソードから来ています。

  • ソードの5(1月20日〜1月29日):争いと、むなしい勝利。
  • ソードの6(1月30日〜2月8日):より穏やかな水辺へと移っていくこと。
  • ソードの7(2月9日〜2月18日):戦略、秘密、単独行動。

魚座:「月」

2月19日〜3月20日。水の星座、支配星は木星(現代占星術では海王星も)。「月」は夢、直感、無意識のカードで、どれも魚座の領域です。このカードの小道は、ふたつの塔のあいだの水辺から曲がりくねって続いています。魚座が日常と想像の世界を行き来するのと同じです。このカードは魚座の人に、何が現実かを確かめながら直感を信じるよう求めます。両者に共通する影の面は、現実逃避と混乱です。「月」の意味を詳しく見る。

魚座の3枚のデカンカードは、水のスートであるカップから来ています。

  • カップの8(2月19日〜2月28日):もう心を満たしてくれないものから離れること。
  • カップの9(3月1日〜3月10日):満足感と、願いがかなうこと。
  • カップの10(3月11日〜3月20日):心の充足と、家族の幸せ。

エレメントとスート

小アルカナの各スートはひとつのエレメントに属し、そのため3つの星座と結びついています。ひとつのスートばかりが出るリーディングが、特定の星座のエネルギーのように感じられるのはこのためです。

エレメントスート星座テーマ
火ワンド牡羊座、獅子座、射手座エネルギー、情熱、野心、創造性
水カップ蟹座、蠍座、魚座感情、愛、人間関係、直感
風ソード双子座、天秤座、水瓶座思考、真実、対立、コミュニケーション
地ペンタクル牡牛座、乙女座、山羊座お金、仕事、体、家庭

それぞれのエレメントの中で、季節の始まりにあたる活動宮の星座がそのスートの2・3・4を、季節の半ばにあたる不動宮の星座が5・6・7を、季節の終わりにあたる柔軟宮の星座が8・9・10を受け持ちます。エースはどの星座にも割り当てられず、各エレメントの純粋な力そのものを表します。コートカードもエレメントと結びついており、黄道の一部を割り当てる体系もありますが、体系によって食い違うため、ここでは取り上げていません。詳しくはコートカードの意味と読み方をご覧ください。

星座のカードと誕生カード

星座のカードは、タロットの誕生カードとは別のものです。星座のカードは占星術から来ていて、生まれたときに太陽があった星座だけを使います。誕生カードは数秘術から来ていて、生年月日全体を使うので、同じ星座の人でも誕生カードが違うことがあります。自分の誕生カードは誕生カードの計算ツールで調べられます。もうひとつの方法はタロット性格診断です。考え方や行動についての10問の質問から、あなたに合う大アルカナのカードを選びます。

星座のカードの使い方

  • シグニフィケーターとして。自分の星座のカードをデッキから抜き出してスプレッドの中で自分を表すカードにしたり、占う相手の星座のカードを選んだりする読み手もいます。
  • 時期を読むために。デカンのカードは、おおよその時期の目安になります。たとえばワンドの6なら、8月上旬や、獅子座の季節に起こる出来事を示しているのかもしれません。
  • 季節のリーディングとして。各星座の季節の始まりに、その星座の大アルカナをデッキから取り出し、テーマについて考えてみましょう。蠍座の季節には「死神」、水瓶座の季節には「星」です。
  • だれかを理解するために。パートナーや友人のカードを知っておくと、ふたりの関係を占うときに読みがもう一段深まります。
  • 勉強のために。星座との対応を覚えるのは、小アルカナの数札36枚を覚えるいちばんの近道のひとつです。

星座とタロットのよくある質問

自分の星座を表すタロットカードは?

牡羊座は「皇帝」、牡牛座は「教皇」、双子座は「恋人」、蟹座は「戦車」、獅子座は「力」、乙女座は「隠者」、天秤座は「正義」、蠍座は「死神」、射手座は「節制」、山羊座は「悪魔」、水瓶座は「星」、魚座は「月」です。

蠍座のカードが「死神」なのは心配したほうがいい?

いいえ。「死神」は変容と、新しいものに場所をあける終わりのカードで、だからこそ蠍座にぴったりなのです。肉体の死を予言するものではありません。

星座のカードはどのデッキでも同じ?

現代のデッキなら、ほとんどが同じです。Rider-Waite-Smith版もトート・タロットも、黄金の夜明け団の対応を使っています。トート・タロットでは一部のカードの名前が変わっていますが(「力」は「欲望」、「正義」は「調整」、「節制」は「技」)、対応する星座は同じです。より古いマルセイユ版のデッキは、占星術をもとにつくられてはいません。

惑星と結びついているタロットカードは?

残りの大アルカナです。「魔術師」は水星、「女教皇」は月、「女帝」は金星、「運命の輪」は木星、「塔」は火星、「太陽」は太陽、「世界」は土星です。「愚者」「吊るされた男」「審判」はそれぞれ風・水・火のエレメントに割り当てられ、現代の読み手はよく天王星、海王星、冥王星と結びつけています。

アセンダントや月星座を使ってもいい?

はい。3つすべてを見る読み手も多くいます。太陽星座のカードは本来の自分を、月星座のカードは感情の世界を、アセンダントのカードは世の中への向き合い方を表します。

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