タロットカードの読み方:初心者のためのステップ別ガイド

How to Read Tarot Cards: eight steps to your first reading

タロットを読むとは、質問に答えるかたちでカードを引き、1枚1枚を3つの視点から解釈することです。絵柄、スプレッドのなかでの位置、そしてまわりのカード。霊感も特別なデッキもいりません。必要なのはデッキと、はっきりした質問と、じっくり見ようとする気持ちです。

このガイドでは、箱を開けるところから初めての本格的なリーディングまでを、8つのステップで案内します。78枚のカードの成り立ち、シャッフルの仕方、見たことのないカードの読み解き方、逆位置の扱い方、そして単語カードの山に頼らずにデッキを覚える4週間プランも紹介します。

まだデッキを持っていなくても大丈夫。このまま読み進められます。このページの下のほうに無料の3枚引きがあるので、質問をしてカードを引き、各ステップをそのカードで練習してみてください。

目次:

始めるのに必要なもの

デッキ。まずはライダー・ウェイト・スミス版(Rider-Waite-Smith)か、それをもとにした数多くのデッキのどれかから始めましょう。アーサー・エドワード・ウェイトが考案し、Pamela Colman Smith(パメラ・コールマン・スミス)が絵を描き、1909年にライダー社から出版されたデッキです。78枚すべてに場面が描かれているので、数札にも読み取れる絵があります。このサイトを含め、ほとんどの本やサイトがこのデッキの絵柄をもとに解説しています。

どのカードにも場面が描かれていること。これが、初心者にこのデッキをすすめたい理由です。マルセイユ版のような古いデッキには、数札がカップやコインを並べた模様だけで描かれているものもあり、目で見て読むのはずっと難しくなります。ライダー・ウェイト・スミス版の体系を身につければ、それをもとにしたほかのデッキにも簡単に移れます。

何百もある現代のデッキから選ぶなら、華やかな大アルカナだけでなく、小アルカナのサンプルもいくつか見てみましょう。カップの5やペンタクルの8を見て、ひと目で物語が伝わってくるなら、そのデッキは覚えやすいはずです。

静かな場所と、数分の時間。テーブルか床があれば十分です。布やキャンドル、クリスタルを使うのが好きな読み手もいて、気持ちを落ち着ける助けにはなりますが、どれも必須ではありません。どんな儀式よりも、片づいた場所と邪魔の入らない10分のほうが大切です。

ノート。ささいなことに思えますが、リーディングを書き留めることが、いちばん早く上達する方法です(くわしくはステップ8で)。

「最初のデッキは人からもらわなければならない」と聞いたことがあるかもしれません。よく知られた迷信ですが、決まりではありません。自分で買ってまったく問題ありませんし、自分で選べば、毎日見たいと思える絵柄のデッキが手に入ります。

ステップ1:デッキと親しくなる

解説書を開く前に、カードを1枚ずつめくって、見えるものをそのまま言葉にしてみましょう。絵には誰がいる?何をしている?天気はどう?そのカードを見てどんな気持ちになる?

白い台の上に扇形に広げたライダー・ウェイト・スミス版のタロットデッキ。いちばん上に「星」のカード
写真:Viva Luna Studios / Unsplash

たとえばソードの3。雲と雨でいっぱいの灰色の空の下、赤いハートを3本の剣が貫いています。解説を一語も読まなくても、失恋やつらい真実を語るカードだろうと想像できますし、その推測は当たっています。ほとんどのカードはこういう仕組みです。象徴は、読まれるように作られているのです。

あるいは、上の写真で扇のいちばん上にある「星」のカード。夜、ひとりの女性が池のそばにひざまずき、大きな星ひとつと小さな星7つの下で、水を大地と池に注いでいます。場面は穏やかで、開けていて、緑にあふれています。このカードがつらい時期のあとの希望と癒やしを意味するのも、うなずけます。

最初の練習としておすすめなのは、デッキ全体を3つの山に分けることです。いい感じがするカード、落ち着かないカード、何も感じないカード。すでにデッキの3分の2ほどについて、おおまかな感覚を持っていることに気づくはずです。「何も感じない」山が、あなたの勉強リストです。

役に立つシンプルな習慣があります。毎朝今日の1枚を引いてじっくり眺め、それから意味を読み、その日のどこにそのカードが現れるかに気づくこと。週末に3時間詰めこむより、毎日10分のほうがずっと効果的です。

ステップ2:78枚の構成を知る

78通りの意味をばらばらに暗記する必要はありません。タロットデッキはひとつの体系になっていて、その構造がわかれば、ほとんどのカードのおおまかな意味をスートと数字から導き出せます。

大アルカナ:22の大きなテーマ

大アルカナは「愚者」(0)から「世界」(21)まで続きます。愛、喪失、変化、信じる心、終わりと新しい始まりなど、人生の大きなテーマや転機を表すカードです。ひとつのリーディングに何枚も出てきたら、たいていは大切な局面にいます。

順番に読むと、ひとつの長い物語になります。「愚者」は信頼だけを携えて旅に出て、「魔術師」や「女教皇」のような師に出会い、「塔」で試され、「星」のもとで立ち直り、サイクルが完成する「世界」にたどり着きます。大アルカナは、リストとしてより物語として覚えるほうがずっと簡単です。

小アルカナ:日常を表す56枚

小アルカナは、日々の出来事や気持ちを表します。14枚ずつの4つのスートがあり、それぞれエースから10までと、4枚のコートカード(ペイジ、ナイト、クイーン、キング)で構成されています。各スートは、ひとつのエレメントと生活の一分野に結びついています。

スートエレメント表すもの
ワンド火エネルギー、向上心、創造性、情熱、行動
カップ水気持ち、愛、友情、直感
ソード風考え、言葉、決断、対立、真実
ペンタクル地お金、仕事、体、家

手早く覚えるなら、ワンドは「したいこと」、カップは「感じること」、ソードは「考えること」、ペンタクルは「持っているもの、築くもの」です。

数字の意味

数字は、始まりから終わりまでのおおまかな物語をたどっていて、どのスートにも同じパターンが流れています。その物語がどこで展開するかを決めるのがスートです。

数字テーマ例
エース始まり、生まれたての可能性カップのエース:新しい愛
2選択とバランスソードの2:決めかねる
3成長、最初の成果ペンタクルの3:チームワーク
4安定、ときに停滞ペンタクルの4:安心・守り
5対立、喪失、試練ワンドの5:競争
6調和と回復ソードの6:移行
7内省、試される時カップの7:選択肢
8動きと努力ワンドの8:勢い
9あと一歩(よくも悪くも)ソードの9:不安
10完成、あるいは行きすぎカップの10:幸せ

この2つを組み合わせれば、使える意味ができあがります。5は試練で、カップは気持ちなので、カップの5は心の喪失です。ペンタクルはお金で、10は完成なので、ペンタクルの10は長く続く豊かさと家族の安定です。小アルカナのガイドにある数字の表では、各数字の4枚を並べて見られます。

コートカード

コートカードは、あなたのまわりの人、あなた自身の性格の一面、あるいはその状況に必要な取り組み方を表します。

  • ペイジ:好奇心、学び、知らせ、メッセージ
  • ナイト:行動と動き。ときに行きすぎる
  • クイーン:内面の成熟、思いやり、心の知性
  • キング:外に向けた権威、リーダーシップ、統率

1枚のカードが人物にも気分にもなりうるので、コートカードは初心者の多くがつかみにくいと感じる部分です。16枚すべての早見表と、どの読み方が当てはまるかの見分け方は、タロットのコートカードとはをご覧ください。

ステップ3:はっきりした、開かれた質問を立てる

質問がリーディング全体の形を決めます。タロットは、決まった未来を予言させるより、自分が理解できることや、できることを尋ねたときにいちばんよく答えてくれます。

  • 「その仕事に受かる?」ではなく、「この仕事でいちばんチャンスを生かすために、何ができる?」
  • 「あの人は私を好き?」ではなく、「この関係について理解しておくべきことは何?」
  • 「いつ幸せになれる?」ではなく、「私と心の落ち着きのあいだにあるものは何?」

3つの習慣で、ほとんどどんな質問もよくなります。自分を主語にする(「あの人は何をする?」ではなく「私に何ができる?」)。テーマをひとつに絞る(「仕事と恋愛」ならリーディングは2つです)。必要なら期間を決める(「これから3か月のあいだに」など)。

シャッフルする前に、質問を声に出すか、ノートのページのいちばん上に書きましょう。細かいことのようですが、はっきり書けない質問は、たいていまだ自分のなかで決まっていない質問です。

タロットリーディングでの上手な質問の仕方に、例をもっとたくさん載せています。すぐに答えがほしいときは、イエス・ノー占いがまさにそのために作られています。

ステップ4:シャッフルし、カットして、カードを引く

タロットカードのシャッフルに、唯一の正解はありません。目的は、質問を心に置きながらカードをよく混ぜることだけです。タロットカードはトランプより大きくて硬いので、自分の手になじむ方法を選びましょう。

3つのシャッフル方法

  • ヒンズー・シャッフル(オーバーハンド):デッキを片手に持ち、少しずつもう一方の手に落とすことを繰り返します。カードにやさしく、手の小さい人にもいちばん簡単な方法です。まずはこれから始めるのがおすすめです。
  • リフル・シャッフル:デッキを2つに分け、角をはじいて互いに差しこむように混ぜます。ディーラーがやる方法です。すばやく混ざりますが、何度もカードを曲げると折り目がつき、縁がすり減って、傷んだデッキはくっつきやすくなります。そのため避ける読み手も多い方法です。
  • ウォッシュ・シャッフル:カードを裏向きにテーブルに広げ、ドミノを混ぜるように両手でかき混ぜてから、ひとつの山にまとめます。カードにいちばんやさしく、しっかり混ざる方法です。一部のカードが上下逆になるので、逆位置を読む場合には大切なポイントになります。

デッキをカットする

シャッフルのあと、デッキをカットする読み手はたくさんいます。よくあるのは、デッキを裏向きに置き、3つの山に分けてから、ちがう順番で重ね直す方法です。しっくりくる山を選んで、そのいちばん上から引く人もいます。伝統的に必須というわけではありません。混ぜる段階から読む段階へ移るための、ひと呼吸です。

シャッフルをやめるタイミング

しっくりきたところでやめます。心が質問に落ち着いたとき、あるいは手が自然に止まりたくなったときです。「しっくりきたら」がまだピンとこないなら、7回シャッフルしてやめましょう。回数を決めるのはまったく正当なやり方で、不安なまま5分もシャッフルし続けるのを防いでくれます。

カードの引き方と、飛び出すカード

デッキのいちばん上から引いても、カードを裏向きに扇形に広げて、気になるものを選んでもかまいません。どちらでも大丈夫です。始める前にどちらにするか決めておき、引いたカードから順にポジションに置いていきましょう。

シャッフル中に、ときどきカードがデッキから飛び出すことがあります。読み手はこれを「ジャンピングカード」と呼びます。スプレッドと並べて読む追加のメッセージとして扱う人もいれば、戻してそのまま続ける人もいます。どちらでもかまいません。ルールをひとつ決めて守りましょう。そうすれば、カードが気に入るかどうかで決めずにすみます。

ステップ5:カードをスプレッドに並べる

スプレッドとは、「過去」や「アドバイス」のように、ポジションごとに意味が決まっている配置のことです。ポジションが各カードに役割を与えてくれるので、解釈がずっと楽になります。小さく始めましょう。

  • 1枚引き:毎日意識したいことや、ちょっとした答えに。
  • 3枚引き:過去・現在・未来、または状況・課題・アドバイス。学ぶのにいちばんいいスプレッドです。
  • 5枚引き:3枚に慣れてきたら、状況をもっとくわしく見るために。
  • ホースシュー:状況の物語を始まりから終わりまで語る7枚。
  • ケルト十字:定番の10枚のスプレッド。カードをある程度覚えてからにしましょう。

正直なところ、3枚引きだけで何か月も練習できます。カード同士の影響を見るには十分な大きさで、おぼれてしまうほど大きくはありません。ポジションはシャッフルの前に決め、カードを見てから変えないこと。3枚引きの12のバリエーションで、日常の質問のほとんどに対応できます。

ほかの配置は、ポジションの図つきでタロットスプレッドのガイドにまとめています。

木のテーブルにライダー・ウェイト・スミス版のタロットカードを並べる手。「太陽」「女教皇」「力」「運命の輪」が表向きになっている
写真:petr sidorov / Unsplash

ステップ6:各カードをポジションに沿って読む

カードを1枚ずつ取り上げ、3つの層を順に見ていきます。

  1. 絵柄。第一印象は?どの細部が目にとまる?
  2. 意味。スート、数字、伝統的なキーワードは何を語っている?
  3. ポジション。その意味は、このポジションの問いにどう答えている?

同じカードでも、ポジションによって意味が変わります。「過去」のポジションの「塔」は、すでに経験した激変を表します。「アドバイス」のポジションなら、生活のなかのある仕組みが自然に崩れる前に、自分で壊す必要があるという意味になるかもしれません。

誰もいない部屋でもいいので、リーディングを声に出してみてください。話すと考えを最後まで言い切らざるをえず、文の途中で意味がすとんと腑に落ちることがよくあります。

まだ知らないカードの読み方

何か月たっても、意味を思い出せないカードを引くことはあります。それが普通で、すぐに本に手を伸ばす必要はありません。まず次の4つの問いを順に考えてみましょう。

  1. 何が見える?電話の相手に説明するつもりで、場面をやさしい言葉で描写します。
  2. どのスート?生活のどの分野かがわかります。行動、気持ち、考え、物質的なもの。スートがなければ大アルカナなので、大きなテーマとして扱います。
  3. 数字や階級は?ステップ2の表から、物事がどの段階にあるかがわかります。
  4. ポジションは何を問うている?最初の3つの答えを、その問いに当てはめます。

そのあとで初めてカードのページを開いて比べます。たいていは近いところまで来ていて、見落とした部分も、先に調べた場合よりずっとよく記憶に残ります。

実例。ある人が「いまの人づきあいについて知っておくべきことは?」と尋ね、「現在」のポジションにカップの4を引いたとします。このカードの意味は知りません。

  • 見えるもの:若い男性が腕を組み、足を組んで木の下に座っています。目の前の草の上には3つのカップ。そばの雲から手が伸びて4つ目のカップを差し出していますが、男性は気づいていないようです。
  • スート:カップなので、気持ちと人間関係。
  • 数字:4なので、停滞に傾くこともある安定。
  • ポジション:現在なので、いまの状態を表しています。

まとめると、「気持ちの面で、少し平坦になって心を閉じている。何も悪いことはないけれど、わくわくすることもない。もう差し伸べられている誘いや人を見過ごしているのかもしれない」。ここでカップの4の正位置の意味を確認すると、キーワードは熟考、無関心、退屈、見直し、チャンスの見落としで、アドバイスは「断る前にもう一度よく見ること」です。この方法で、本なしにたどり着けました。

各カードの最初のキーワードをすぐ確かめたいなら、タロットカード全78枚の意味一覧を別のタブで開いておきましょう。

逆位置は読むべき?

逆位置とは、上下逆さまに出たカードのことです。逆位置の扱いは読み手によって本当に意見が分かれ、どれを選んでもまちがいではありません。よくあるアプローチは次のとおりです。

  • せき止められている、または内側に向いている。カードのエネルギーはあるものの、遅れている、抵抗されている、あるいは人知れず起きている、という読み方です。もっとも広く使われているアプローチで、このサイトのカードページも主にこれに沿っています。
  • 行きすぎ、または足りない。逆位置はカードの性質のバランスがくずれた状態を示すので、休息のカードなら、落ち着かなさや燃え尽きになるかもしれません。
  • 逆位置をまったく使わない。すべてのカードを正位置として読み、難しさはまわりのカードやポジションから読み取ります。経験豊富な読み手にも、このやり方の人はたくさんいます。

ソードの4を見るとよくわかります。正位置では休息と回復。逆位置では、このカードのページにあるとおり、燃え尽き、落ち着かなさ、本当は必要な休みに抵抗していることを表します。同じ休息のテーマが、バランスをくずしているのです。

始めたばかりなら、最初の1か月はすべて正位置で読み、正位置の意味になじんでから逆位置を加えるのがおすすめです。準備ができたら、ウォッシュ・シャッフルを使うか、シャッフルの前にデッキの半分を逆向きにして、各カードページの「逆位置」の項目を確かめながら進めましょう。

ステップ7:カードをつなげてひとつの物語にする

意味の羅列をリーディングに変えるのが、このステップです。もう一度1枚ずつ見る前に、スプレッド全体を眺めて、こう問いかけましょう。

  • どのスートが多い?カップが多ければ気持ちの問題、ソードが多ければ頭のなかの問題か、対立から生じている問題です。
  • 大アルカナは何枚?何枚もあれば、一時的な問題ではなく、人生の大切な章を示しています。
  • 同じ数字が繰り返されている?たとえば5が3枚なら、対立や喪失が強調されています。
  • 人物はどこを見ている?人物が向き合っているか、背を向けているかで、カード同士の関係のヒントが得られることがあります。
  • 最初のカードから最後のカードまでで、何が変わる?その動きこそがメッセージであることがよくあります。

次に、隣り合うカードをペアで読みます。1枚のカードは単語、2枚そろうとフレーズになります。タロットカードの組み合わせのガイドでは、ペアを読むシンプルな方法と、よくある24の組み合わせをさらにくわしく紹介しています。

最後に、リーディング全体を2〜3文で言ってみましょう。言えないなら、まだ物語が見つかっていません。最初のカードから最後のカードへの動きに戻ってみてください。

リーディングの実例

長時間労働が続いている人が、「最近ずっと疲れていることについて、理解しておくべきことは?」と尋ねたとします。シャッフルして過去・現在・未来の3枚を引くと、ワンドの10、ソードの4、「星」が、すべて正位置で出ました。

過去:ワンドの10。ひとりの男性が10本のワンドを一度に抱え、ぎこちなく体の前で握りしめています。その束で前の道が見えません。遠くには町が待っています。ワンドはエネルギーと努力、10は完成または行きすぎ。過去のポジションでは、疲れの原因になった重荷を表します。何でも引き受けて、ひとりで抱えこんできたこと。このカードのキーワードは、重荷、責任、手いっぱい、重労働、ストレスです。

現在:ソードの4。教会のなかで、騎士の像が墓の上に横たわり、両手を合わせて祈っています。上には3本の剣が掛けられ、4本目は墓に沿って置かれています。彼は倒されたのではなく、休んでいるのです。鎧はまだ身につけたまま。ソードは頭のなか、4は安定または停滞。いま、頭にはしっかりとした休止が必要です。キーワードは休息、回復、内省、引きこもることです。

未来:「星」。ひざまずいた女性が、星でいっぱいの空の下、水を大地と池に注いでいます。未来のポジションに大アルカナが出ると、その結果に重みが加わります。「星」は、つらい時期のあとの希望、癒やし、再生を意味します。未来のカードとしては、現在のカードのアドバイスを受け入れた場合に、物事が向かう先を表しています。

まとめて読む。まず数えます。ワンド1枚、ソード1枚、大アルカナ1枚。流れは、やりすぎ(ワンド)からスイッチを切ること(ソード)、そして回復(大アルカナなので、感じ方そのものの本当の変化)へ。人物も物語を語っています。重荷の下で身をかがめる男性、まったく動かずに横たわる姿、そして水辺に穏やかにひざまずく女性。

物語はこうなるかもしれません。「長いあいだ、自分の分以上のものを背負ってきて、その疲れはいわば請求書が届いたようなもの。カードはもっとがんばれとは言っていない。しばらく立ち止まるように言っている。きちんと休めば、希望とエネルギーは戻ってくる」。ワンドの10のアドバイスから考える現実的な次の一歩は、自分が責任を持っていることをすべて書き出し、今週そのうちひとつを誰かに任せるか、やめることでしょう。

ソードの4が逆位置だったら?逆位置では、燃え尽き、落ち着かなさ、休むことへの抵抗を指します。すると現在は「休みが必要だとわかっているのに、休んでいない」と語ることになります。「星」はそれでも回復を約束しますが、リーディングは本当に立ち止まる必要性をより強く訴えるでしょう。こうして、1枚の逆位置が物語全体を変えずに、力点を移すのです。

このようなリーディングは振り返りのきっかけであって、診断ではありません。疲れが何週間も続いたり、ほかの症状をともなったりする場合は、医師に相談してください。

ステップ8:リーディングを書き留める

ノートは、あなたのいちばんの先生になります。続けられるよう、1回分は短くまとめましょう。シンプルなテンプレートです。

  • 日付と質問:尋ねたとおりの言葉で。
  • スプレッドとカード:各カードのポジションと、逆位置だったかどうか。
  • 第一印象:何かを調べる前に。
  • あなたのリーディング:2〜3文で。
  • 実際に起きたこと:1週間後か1か月後に書き足します。

数週間たったら見返してみましょう。どの解釈が当たっていたか、どのカードが繰り返し出ているか、自分の読み方がどう育っているかが見えてきます。自分だけの連想もできていきます。忙しい週の前にいつも出てくるように思えるカードや、なぜかいつも姉や妹を思い出させるコートカードのように。

同じカードが何度も出てくるなら、同じタロットカードが何度も出るときの記事で、その意味を解説しています。

タロットを学ぶ4週間プラン

タロットはどんな順番で学んでもかまいませんが、少し枠組みがあると、デッキが78枚のばらばらな絵に感じられずにすみます。このプランは1日10〜15分ほどです。

週テーマ毎日の練習
1ひとつの物語としての大アルカナと、カードを自分の言葉で描写すること毎朝今日の1枚を引く。意味を読む前に、カードを描写する。
2ステップ2の表を使って、スートと数字実際の質問で1枚引きをする。まず4つの問いの方法でカードを読み解く。
316枚のコートカードと、ポジションに沿ってカードを読むこと今週2〜3回、過去・現在・未来の3枚引きをする。
4カードの組み合わせと、希望すれば逆位置1日おきに3枚引き。毎回リーディングを2〜3文で言い、最初の週のメモを読み返す。

1か月たっても、すべてのカードを暗記しているわけではありませんし、その必要もありません。どのカードにも使える方法と、実際のリーディングでいっぱいのノートと、カード同士がどう語り合うかの感覚が身についているはずです。そこから次の段階は、5枚引きかホースシュー・スプレッドです。

1日休んでしまった?そのまま続ければ大丈夫です。連続記録より、習慣のほうが大切です。

初心者がよくする失敗

  • 怖いカードを文字どおりに受け取る。「死神」はほとんどの場合、肉体の死ではなく、終わりや変容を意味します。ソードの3は傷つきを表すもので、呪いではありません。
  • 同じ質問を何度も繰り返す。望む答えが出るまで引き直すと、どのリーディングも意味を失います。数日あけるか、何かが変わるまで待ちましょう。
  • 本だけを頼りに読む。キーワードは出発点です。絵のなかに見えるものも同じくらい大切です。
  • 大きすぎるスプレッドから始める。練習なしでいきなり10枚では、混乱するのが目に見えています。数週間3枚引きを重ねてから、ケルト十字に進みましょう。
  • 気に入らないカードを言い訳でごまかす。希望を込めたポジションに厳しいカードが出たら、そのカードとじっくり向き合ってください。それがテーブルの上でいちばん役に立つカードであることも多いのです。
  • 本人の知らないところで、ほかの人について占う。状況のなかの自分の側、つまり自分が理解できることと、できることに焦点を当てましょう。
  • 専門家の助けの代わりにタロットを使う。タロットは振り返りのための道具です。医療、法律、お金、心の健康に関わる決断は、資格のある専門家に相談してください。

タロットを覚えるまでにどのくらいかかる?

毎日1枚引き、ときどきシンプルな3枚引きをしていれば、たいていの人は数か月でデッキ全体の基本的な意味を読めるようになります。解説書なしでカードが物語になるほど流れるように読めるまでにはもっと時間がかかり、その深まりは何年も続いていきます。

構造がわかっていると、上達が早くなります。4つのスート、10の数字、4つのコートの階級を知れば、小アルカナ56枚すべてについて使える考えが持てるので、残るのは物語として覚える大アルカナ22枚だけです。試験はありません。デッキを手にしたその日から始められます。

最初のリーディングを始めよう

タロットを学ぶいちばんの方法は、実際に読むことです。デッキをシャッフルし、開かれた質問をひとつして、過去・現在・未来の3枚を並べましょう。まだデッキがない?代わりに下で質問を入力して、ここで3枚引いてください。各カードはくわしい意味のページにつながっているので、自分のリーディングと照らし合わせられます。

デッキを読み込んでいます。何も表示されない場合は、JavaScriptを有効にしてください。

意味のページを開く前に、各カードに4つの問いの方法を試し、ステップ7のようにつなげてみましょう。もっと気軽に始めたいなら、今日の1枚を1枚だけ引くか、無料タロット占いのページですべての選択肢を見てみてください。

よくある質問

タロットは誰でも読めるようになりますか?

はい。タロットは、スート、数字、コートカード、22枚の大アルカナというはっきりした構造を持つ象徴の体系です。じっくり見て練習する気持ちがあれば、誰でも学べます。特別な才能や入門の儀式は必要ありません。

タロットを読むには霊感が必要ですか?

いいえ。タロットを読むとは、絵柄と伝統的な意味を、質問に照らして解釈することです。直感はカードをつなげる助けになり、練習とともに育ちますが、それはふつうの直感です。気づくこと、覚えていること、考えを結びつけることです。

タロットデッキを自分で買うと縁起が悪いのですか?

いいえ。最初のデッキは人からもらわなければならないという考えはよく知られた迷信で、決まりではありません。自分で買ってもまったく同じように使えますし、眺めていて楽しい絵柄を選べます。

タロット占いはどのくらいの頻度でするものですか?

毎日1枚引くのは、学ぶのにとてもいい方法です。大きな質問なら、何かが変わるまで、たいてい1回のリーディングで十分です。数日から1週間あけるのが妥当な間隔でしょう。同じ質問を何度も読むと、はっきりするどころか混乱が増えがちです。

タロットで自分を占うことはできますか?

はい。多くの人は、自分を占いながら学んでいきます。いちばんの課題は客観性を保つことなので、リーディングを書き留めて、あとで見返しましょう。自分を的確に占うためのコツもご覧ください。

タロットカードで未来を予言できますか?

タロットが出来事を予言するという科学的な根拠はありません。タロットがいちばん力を発揮するのは、振り返りの道具としてです。カードは状況を新しい角度から見せてくれ、自分では思いつかなかった問いを投げかけてくれます。「未来」のカードは、いまのままなら物事が向かいそうな方向として読むのがいちばんで、それはまだ変えられます。

78枚すべての意味を暗記しなければいけませんか?

いいえ。4つのスート、10の数字、4つのコートの階級を覚えれば、小アルカナのどのカードでもおおまかな意味を導き出せます。残りは、必要になったときに調べればいいのです。解説書やカードの意味一覧を使うのは、何年たってもまったく普通のことです。