キャリアパス・スプレッド

キャリアパス・スプレッドは、仕事についての問いのための6枚のタロットスプレッドです。仕事人生の今の状態、惹かれる仕事の種類、生かせる強み、行く手をはばむもの、いちばん役に立つ次の一歩、そして長い目で見た行き先を見ていきます。転職活動中の人、オファーを受けるか迷っている人、そろそろ辞めどきかと考えている人など、仕事で行き詰まりや落ち着かなさ、分かれ道を感じているすべての人に向いています。

タロットは、いくら稼ぐべきかも、どの契約書にサインすべきかも教えてくれません。得意なのは、一歩引いて、すでにうすうす感じていることに名前をつけ、それを現実的な次の一手に変える手助けです。そう使えば、覚えておいてとても役に立つ仕事のタロットスプレッドのひとつになります。

今すぐ無料でキャリアパス・スプレッドを占う:仕事についての質問を思い浮かべてから、下で6枚のカードを引いてみてください。各ポジションに問いかけ、出たカード、その場所での意味が表示され、カードのくわしい意味のページにもつながっています。

目次:

キャリアパス・スプレッドは何のためのもの?

このスプレッドでは、6枚のカードを3枚ずつ2段に並べます。上の段はあなたと今の立ち位置についてです。仕事の現状、惹かれているもの、持ち味。下の段はこの先の道についてです。行く手をはばむもの、次にすること、行き着く先。下の段のカードはそれぞれ、答えている上の段のカードの真下に置かれるので、横にも縦にも読めます。

ひとつの出来事ではなく、方向性についての問いに使いましょう。こんなときに向いています。

  • 条件は悪くない仕事なのに、退屈、行き詰まり、正当に評価されていないと感じるとき
  • 学び直すか、分野を変えるか、昇進を目指すか迷っているとき
  • 転職活動が停滞しているとき
  • 本格的に取り組む前に、事業のアイデアや副業を試しに見てみたいとき
  • ブランクのあとで仕事に戻ろうとしていて、どこから始めればいいかわからないとき

どんな仕事の問いにもいちばん合う道具というわけではありません。2つの具体的な仕事やオファーを並べて比べるなら、二択スプレッドのほうがわかりやすいでしょう。会議がどうなりそうかといった小さな問いをさっと見るなら、1枚引きやイエス・ノー占いを試してみてください。いくつもの要素がからむ大きな決断なら、10枚のケルト十字のほうが余裕があります。

ひとつはっきり言っておきます。タロットは振り返りのための道具で、お金や法律、キャリアについての専門的な助言ではありません。自分の考えをよりはっきり見る助けにはなります。お金や契約、退職の申し出の時期についての決断には、実際の数字と、必要なら専門家の助言が必要です。

キャリアパス・スプレッドの6つのポジション早見表

ポジション問いかけ合わせて読む
1. 仕事の現状今、仕事人生はどんな状態にあり、どう感じている?4、6
2. 情熱・天職どんな仕事に惹かれている?何ならやりがいを感じられる?3、5
3. 強みとスキル足がかりにできる、あなたの持ち味は?2、6
4. 障害・ブロック自分の内側やまわりで、何が行く手をはばんでいる?1、5
5. アドバイスいちばん役に立つ次の一歩は?2、4
6. 長期的な結果この道は長い目で見てどこへ向かう?1、3
キャリアパス・スプレッドの配置図:6枚のカードを3枚ずつ2段に並べ、1〜6の番号をふったもの
キャリアパス・スプレッドの並べ方の一例。

1〜3枚目を上の段に左から右へ、4〜6枚目を下の段に並べます。すると、障害が仕事の現状の下に、アドバイスが天職の下に、結果が強みの下にきます。この3つの縦の列が、リーディングの核心です。

キャリアパス・スプレッドの各ポジションのくわしい意味

それぞれのポジションについて、何を問う場所か、どんなカードがどう出やすいか、どのカードと比べるかを紹介します。例はあくまで出発点です。必ずスプレッド全体や自分の状況と照らし合わせてください。

1枚目:仕事の現状

1枚目は、今の仕事人生のありのままを描きます。仕事の内容、条件、そしてそこにいてどう感じているか。判決ではなく、スナップ写真として読んでください。すでにわかっているのにまだ口にしていないことを言い当てることがよくあります。たとえば、ここにワンドの10が出たら、働きすぎの典型的なサインです。役割が多すぎ、チームの仕事を背負いすぎ、続けられないペースで走っている状態です。

  • 大アルカナか小アルカナか:大アルカナなら、ただ調子の悪い月というのではなく、自分らしさや方向性が変わるような、仕事人生の大きな章を示します。小アルカナなら、直接働きかけられる日々の状況です。
  • コートカード:今の役割の中のあなた自身か、上司や大事な取引先など、その仕事に本当に影響力を持つ人であることが多いです。
  • 逆位置:止まっている、せき止められている、内側に向かっているもの。ここに逆位置が出たら、外からどう見えるかより、その仕事が自分にとってどう感じられるかを示していることがよくあります。
  • 比べるカード:真下の4枚目と、道がどこまで進むかを見る6枚目。

2枚目:情熱・天職

このカードは、あなたが惹かれる仕事の種類を示します。職種名であることはまれです。仕事の中にもっとほしい性質として読んでください。つくること、世話をすること、教えること、率いること、分析すること、築くこと。今の仕事と無関係に見えるなら、そのずれこそが役に立つ情報です。たとえば、女帝なら、創造的な仕事や人をケアする仕事を示します。女帝の仕事での意味は、育む力には個人としても仕事の上でも価値がある、と語っています。

  • 大アルカナか小アルカナか:大アルカナなら、天職が人生全体の方向性や価値観と結びついています。小アルカナなら、具体的な興味や、楽しめる種類の作業を示します。
  • コートカード:これから育っていきたい役割やスタイルです。ペイジなら何か新しいことを学ぶこと、キングやクイーンなら熟達や人を率いることを示します。
  • 逆位置:脇に押しやられてきた天職、確信が持てない天職、または卒業したのかもしれない昔の夢。どれが当てはまるか考えてみてください。
  • 比べるカード:3枚目(あなたの強みはそれに役立っている?)と5枚目(次の一歩はそちらへ向かっている?)。

3枚目:強みとスキル

3枚目は、あなたの持ち味を示します。足がかりにできるスキル、資質、経験で、自分では低く見ているものも含まれます。当たり前だと思っていた強みを言い当てるので、このカードを見て少し驚く人も少なくありません。たとえば、ここに魔術師が出たら、アイデアを結果に変える道具と腕があり、得意なことで知られる存在になれることを示しています。

  • 大アルカナか小アルカナか:大アルカナなら、どこで働いても働き方を形づくる核となる強み。小アルカナなら、具体的で実践的なスキルで、ほかの仕事にも持っていけるものであることが多いです。
  • コートカード:たいていは、仕事でいちばん力を発揮しているときのあなたで、そのカードらしいスタイルでふるまっています。
  • 厳しいカード:ここに厳しいカードが出ても、けなされているわけではありません。ワンドの9の粘り強さのように、苦労して身につけた強みとして、あるいは自分に不利に働いているスキルとして読んでください。
  • 逆位置:十分に使われていない、低く評価されている、または使いすぎて弱点になってしまったスキル。
  • 比べるカード:2枚目と6枚目。結果は、あなたの持ち味の上に築かれます。

4枚目:障害・ブロック

4枚目は、行く手をはばんでいるものを示します。厳しい求人市場、難しい上司、お金の制約のように、自分の外にあることもあります。恐れ、習慣、自分は何に値するかという古い思い込みのように、自分の中にあることもあります。どうするか決める前に、どちらなのかを考えてみてください。たとえば、ソードの8なら、仕事に閉じこめられていると感じ、選択肢がないと思いこんでいる状態を示します。実際には、思っているよりほぼ確実に多くの選択肢があるのです。

  • 大アルカナか小アルカナか:大アルカナなら、ハードルというより人生の学びに近い、深刻な壁。小アルカナなら、たいていは直接取り組める現実的な問題です。
  • 心地よいカード:このポジションに居心地のよいカードが出たら、その心地よさ自体が障害であることがよくあります。良い給料、やさしいチーム、楽な毎日は、変わる必要をあまり感じさせなくするのです。
  • コートカード:その影響で物事が止まっている特定の人物か、そのカードらしいスタイルの自分の習慣であることが多いです。
  • 逆位置:弱まりつつある障害、内側にある障害、または一部は自分でつくっている障害。そのカードの逆位置の意味を読んで、どれが当てはまるか見てみましょう。
  • 比べるカード:真上の1枚目と、それを回りこむ道を示すことが多い5枚目。

5枚目:アドバイス

スプレッドの中でいちばん実践的なカードです。いちばん役に立つ次の一歩を示します。行動、心がまえ、やり方の変更のいずれかです。今週か今月できる具体的なことに落としこみましょう。このサイトのカードの各ページにはアドバイスとしての意味の項目があるので、そこから始めるのがおすすめです。たとえば、ここにソードの4が出たら、次にがんばる前に休む、休暇をとる、静かに計画を練る、というメッセージです。

  • 大アルカナか小アルカナか:大アルカナなら、ひとつの作業ではなく、やり方そのものを変えるよう求めています。小アルカナなら、具体的な一歩を示します。
  • コートカード:そのカードらしいスタイルでふるまうか、そのカードのような人を見つけることです。たとえば、メンターや、あなたが考えている道にすでに進んだ人です。
  • 逆位置:やめるべきこと、またはその一歩の踏み出し方についての警告として読みます。たとえばペンタクルのペイジの逆位置なら、細かい条件を読まずに申しこまないように、という警告です。
  • 比べるカード:4枚目(アドバイスは障害に答えている?)と2枚目(惹かれているものへと近づけてくれる?)。

6枚目:長期的な結果

最後のカードは、スプレッドが示したことを生かして進んだとき、この道が長い目で見てどこへ向かうかを示します。約束ではなく、進んでいく方向です。期間はカードを引く前に決めておきましょう。仕事の問いの多くには、半年から1年がちょうどいい長さです。たとえば、ペンタクルの10なら、確立された成功と長く続く安定を示します。毎月の給料ではなく、年単位ではかる種類の成功です。

  • 大アルカナか小アルカナか:大アルカナなら、はっきりと章が変わること。小アルカナなら、もっと控えめで現実的な結果です。
  • 厳しいカード:今のやり方がどこへ向かうかについての警告として、まだ変えられるうちに読んでください。何を変えればいいかは、4枚目と5枚目に表れています。
  • 逆位置:閉ざされた扉というより、遅れや、ゆっくりとした回り道であることが多いです。
  • 比べるカード:1枚目(どこまで進むか)と3枚目(結果が何の上に成り立っているか)。

スートが仕事について語ること

1枚ずつ読む前に、全体の組み合わせを見ましょう。スートは、この問いが本当はどんな種類の問いなのかを教えてくれます。それは、必ずしも自分が投げかけた問いと同じではありません。

カード仕事で表すもの6枚のうち2枚以上なら
ワンド向上心、意欲、プロジェクト、アイデア、リーダーシップ、競争、抱えすぎ問いの中心はエネルギーと方向性です。何を築きたいか、そのための燃料があるか。
カップ仕事への気持ち、同僚、満足感、やりがい本当の問題は給料や地位ではなく、充実感なのかもしれません。見た目だけでなく、その仕事がどう感じられるかを問いましょう。
ソード決断、コミュニケーション、ストレス、職場の人間関係の駆け引き、契約、分析あなたの考えが中心にあります。下すべき決断、すべき話し合い、向き合うべきストレス。
ペンタクルお金、スキル、研修、安定した仕事、安心、現実的な成果給料、安定、スキルについての現実的な問いで、たいていはゆっくり動き、忍耐が報われます。
大アルカナひとつの仕事より大きな転機。天職、自分らしさ、人生の方向性大切な章です。問いは、何をするかだけでなく、どんな自分になりたいかについてなのかもしれません。
コートカード職場の人々、または引き受けつつある役割やスタイルほかの人が大きな役割を果たしています。上司、メンター、顧客、あるいは職場でのあなたのさまざまな面。

6枚なら、同じスートが2枚出るのはよくあることで、それだけではあまり意味がありません。同じスートが3枚以上、あるいは大アルカナが3枚以上なら、注目する価値があります。コートカードでは、ペイジは学びや新人の立場、仕事の知らせを、ナイトは何かを追いかけることを、クイーンは思いやりのある熟達を、キングは権威とリーダーシップを示すことがよくあります。

すべてのカードの仕事とお金での意味は、タロットカードの仕事とお金の意味一覧をご覧ください。全78枚について、仕事についての1行とお金についての1行をまとめています。

ポジションを組み合わせて読む

この配置は、横の段だけでなく縦の列でも読めるようにつくられています。毎回確かめたいつながりを紹介します。

現状と障害:1枚目と4枚目

「今私はここにいて、これが私をここにとどめている」とひとつの文として読みます。4枚目が1枚目を説明していれば、取り組むべき結び目が見つかったということです。無関係に見えるなら、障害はお金の心配や自信のように、今の仕事とはまったく別のところにあるのかもしれません。

天職とアドバイス:2枚目と5枚目

この列は、次の一歩が惹かれているものの方向を向いているかを教えてくれます。2枚が一致していれば、アドバイスはたいてい天職に向けた小さくても確かな一歩です。食い違っていれば、たとえば創造の炎に満ちた天職のカードの下に休息を告げるアドバイスのカードがあるなら、メッセージは「そう、でもまだ今ではない」なのかもしれません。

強みと結果:3枚目と6枚目

結果が強みの下に置かれるのには理由があります。結果はその上に築かれるからです。強みのカードが弱い、あるいは逆位置なのに結果が力強いなら、その結果は、まだ伸ばす必要があるスキルや、正当に評価すべきスキルにかかっています。強みのカードが良いのに結果が厳しいなら、能力の問題ではありません。4枚目を見てください。

天職と強み:2枚目と3枚目

この2枚が重なるところが、スプレッド全体でいちばん有望な方向であることがよくあります。惹かれていて、しかもすでに得意な仕事です。大きく離れているなら、天職のためには学びが必要か、強みが思ってもみなかった道を指しているのかもしれません。

障害とアドバイス:4枚目と5枚目

5枚目は、4枚目への答えであることがよくあります。4枚目に恐れ、5枚目に行動のカードなら、突破口は小さな規模で動くことです。4枚目に現実的な壁、5枚目に忍耐や休息のカードなら、待って、準備をして、状況が変わるのを待つことです。

2つの段

最後に、2つの段を比べます。上の段が力強く下の段が厳しいなら、必要なものはそろっているけれど道のりは険しく、障害こそが取り組むべきことです。上の段が厳しく下の段に希望があるなら、今がいちばんつらい時期だということです。ひとつの段に逆位置がいくつもあれば、そこでエネルギーが滞っています。

内定、退職、昇進、転職活動、起業に使う

6つのポジションはそのままで、問いに合わせて読み方の重心を変えることができます。よくある仕事の問いと、とくに役立つ聞き方とポジションを紹介します。

内定やオファー

聞き方は「このオファーに返事をする前に、知っておくべきことは?」。1枚目をオファーと今の立場、2枚目をそれが惹かれているものにどれだけ合っているか、4枚目を落とし穴として読みます。隠れたコスト、難しい社風、自分自身の迷いなどです。5枚目は返事をする前に確かめること、聞いておくべきことを示すことが多く、6枚目は受けた場合の行き先です。2つのオファー、あるいはオファーと今の仕事のどちらかを選ぶなら、代わりに二択スプレッドを使いましょう。カードが何を言っても、契約書は読み、質問は書面でしておきましょう。

仕事を辞めるべき?

これをイエス・ノーの質問にするのは避けましょう。「仕事を辞めることについて、理解しておくべきことは?」と問い、4枚目にとくに注意を向けます。障害はお金のような現実の制約ですか、それとも恐れですか。カップの8は、もう満たしてくれない仕事から歩み去ることを表す代表的なカードですが、その仕事での意味は、明日すぐに退職届を出せとは言っていないことをはっきりさせています。足りないものについて正直になり、そちらへ向かって動き始めるよう促しているのです。ワンドの10やソードの4のようなカードが出たら、まず必要なのは新しい仕事ではなく、休息や負担を軽くすることかもしれません。現実的な面では、毎月の出費と退職の申し出の期限を把握し、辞める前に貯金の余裕をつくっておきましょう。仕事のストレスが体調に影響しているなら、医師に相談してください。ストレス、燃え尽き、退職を示すカードも読んでおく価値があります。

昇進や昇給

「昇進できる?」ではなく「この昇進をつかむために、何が助けになる?」と問いましょう。3枚目はあなたの実績、つまりこれまでに成し遂げて、アピールすべきことです。4枚目は不利に働いたり、話を遅らせたりしそうなこと。5枚目は頼み方です。ワンドの6は昇進の代表的なカードです。その仕事での意味は、自分の仕事にふさわしいものを求めること、そして評価がなかなか得られないときは、成し遂げたことを記録しておくことを勧めています。カードはタイミングが良さそうかどうかを示すことはできても、雇う側の心を読むことはできません。自分の実績は、やはり自分で伝える必要があります。

転職活動

「今の転職活動に、何が助けになる?」と問いましょう。1枚目は活動の現状、2枚目は目指す価値のある仕事の種類、3枚目は応募書類や面接で前面に出すべきことです。4枚目は活動を遅らせているもので、それはあなた自身ではなく、応募が多すぎる、あるいは少なすぎるといったやり方の問題であることもあります。ワンドの8(すばやい返事やオファー)やペンタクルのペイジ(新しい仕事、講座、見習い)のようなカードは、ここでは心強いサインです。不採用が続いて疲れているなら、新しい仕事や面接を示すカードでより全体的に見られます。

起業や副業を始める

「この事業を始めるにあたって、知っておくべきことは?」と問いましょう。2枚目をアイデアとそれに惹かれる理由、3枚目をあなたの持ち味、4枚目を現実的なリスクとして読みます。5枚目は最初の一歩、6枚目は事業の長い目で見た姿です。ワンドのエースは新しい事業にとって力強いカードですが、そのお金での意味は、すぐに利益が出ることではなく、可能性についてです。多くの読み手が、いちばん役に立つ答えは「まず小さく試す」だと感じています。タロットは事業計画や資金繰り、税金を評価できません。それができるのは税理士や経営の専門家です。

キャリアパス・スプレッドの並べ方(ステップごと)

ライダー・ウェイト・スミス版のペンタクルのエースと、ほかのペンタクルのカード
写真:Viva Luna Studios / Unsplash
  1. 質問を書き出します。自分についての、開かれた問いにします。「その仕事に採用される?」より「仕事での次の一歩について、知っておくべきことは?」のほうがうまくいきます。下の質問例も参考にしてください。
  2. 期間を決めます。6枚目がどのくらい先まで見るか、たとえば半年か1年かを決めます。
  3. 逆位置を読むかどうかを、シャッフルする前に決めます。守り通すなら、どちらでもかまいません。
  4. シャッフルしてカットします。質問のことを考えながら行います。
  5. 上の段を左から右へ並べます。1枚目(仕事の現状)、2枚目(情熱・天職)、3枚目(強みとスキル)。
  6. 下の段を左から右へ並べます。1枚目の下に4枚目(障害・ブロック)、2枚目の下に5枚目(アドバイス)、3枚目の下に6枚目(長期的な結果)。
  7. 3段階で読みます。まずスート、大アルカナ、逆位置の数を数えます。次に1枚ずつポジションに沿って読みます。最後に3つの縦の列と2つの段を読みます。
  8. 最後に行動をひとつ決めます。5枚目から、この1週間でできる一歩をひとつ書き出しましょう。

バリエーション

  • 一列に並べる。6枚すべてを一列に並べる読み手もいます。意味は同じですが、縦の列が見えにくくなります。
  • 結果の読み方。6枚目を、何も変えなかった場合の今の道の行き先とする読み手もいれば、5枚目に従った場合の行き先とする読み手もいます。引く前にどちらか決めておきましょう。
  • アドバイスの補足カード。5枚目がわかりにくければ、もう1枚引いて「この一歩は、実際にはどんな形になる?」と問います。1枚で十分です。
  • 短いバージョン。手早く確かめたいなら、状況、障害、アドバイスの3枚引きのスプレッドで、このスプレッドの核心を3枚で見られます。

キャリアパス・スプレッドのリーディング例(6枚すべて)

ポジション同士がどう働き合うかを見るために、架空のリーディングを最初から最後まで紹介します。実在の人物ではなく、あくまで説明のための例です。ジョーという人を想像してみてください。何年も給与計算の仕事をしています。仕事はよくできるものの、もう新しく学ぶことはなく、この仕事の中でいちばん楽しいのは新人の研修をしているときです。ジョーの質問は「キャリアの次の一歩について、知っておくべきことは?」。ジョーは逆位置も読み、期間は1年とします。

ポジションカードひとことで
1. 仕事の現状ペンタクルの8(逆位置)腕はあるのに成長が止まった仕事。退屈、評価されていない感覚
2. 情熱・天職教皇教えること、育てること、知識を伝えること
3. 強みとスキルソードのクイーン明晰な思考、わかりやすい説明、数字に慎重
4. 障害・ブロックペンタクルの4安定した給料をしっかり握りしめている
5. アドバイスペンタクルのペイジ小さく始める。講座、新しいスキル、貯金の目標
6. 長期的な結果ワンドの3動き出した計画、最初の成果、着実な広がり

上の段:ジョーの今の立ち位置

ペンタクルの8は、こつこつとスキルを磨くカードです。逆位置では、評価されていない、退屈している、あるいは自分の目標にもう合わない仕事をしていることを表します。このカードのアドバイスは、自分の努力が向かってほしい方向に向かっているか見直すことです。これはジョーによく当てはまります。有能だけれど、もう成長していないのです。

2枚目の教皇は、デッキの中の教師です。その仕事での意味は、人に教え、相談にのり、導く天職、そして研修プログラムや資格、メンターから学ぶことを示しています。新人の研修を楽しんでいることは、ジョーにとってただの余談ではなく、進むべき方向なのかもしれません。

3枚目のソードのクイーンは、いちばん力を発揮しているときのジョーです。明晰に考え、率直で公平で、契約書を読み、数字を確かめるタイプの人です。わかりやすく伝える力は、良い研修担当者にまさに必要なものなので、2枚目と3枚目は重なっています。この重なりが、スプレッドの中でいちばん有望な点です。

縦の列:何がはばみ、何をすべきか

1枚目と4枚目。逆位置のペンタクルの8の下にはペンタクルの4があります。仕事の安定、慎重な姿勢、安全だと感じるものを手放さないこと。合わせて読むと「ここではもう成長していないけれど、給料が安定しているから残っている」。ペンタクルの4の仕事での意味は、ジョーに対して公平です。先の見えない時期には慎重さも賢明なことがありますが、変化が怖いからといって、たとえば講座のように自分への投資を拒むことには注意を促しています。

2枚目と5枚目。教皇の下にはペンタクルのペイジがあります。新しい講座、見習い、スキル、長く続くものに育つかもしれない何かの初期段階です。このカードのアドバイスは、小さく始めて続け、進み具合を日ではなく月単位ではかることです。教皇自身のアドバイスもほぼ同じで、メンターを見つけ、講座を受けることを勧めています。天職とアドバイスが一致しているのです。

3枚目と6枚目。ソードのクイーンの下にはワンドの3があります。動き出した計画と、これまでの努力からの最初の見返りで、成長は劇的というより少しずつです。結果はジョーの明晰さと説明する力の上に成り立っていて、それはまさにソードのクイーンがもたらすものです。

カードを数える

6枚中3枚がペンタクルなので、これはスキル、お金、安定についての現実的な問いです。大アルカナは1枚(天職のポジションの教皇)、コートカードは2枚、逆位置は仕事の現状の1枚です。カップは1枚もありません。教えることが日々どう感じられるかについて、スプレッドはほとんど語っていません。それは実際に試してみるのがいちばんで、まさにペンタクルのペイジが勧めていることです。

全体をまとめると

このリーディングは「辞めて学び直せ」とは言っていません。教えることに惹かれる気持ちは本物で(教皇)、ジョーにはそのための強みがあり(ソードのクイーン)、行く手をはばんでいるのは安定を握りしめる手だ(ペンタクルの4)、と言っています。アドバイスは、小さく現実的な最初の一歩です。今は給料を確保したまま、夜間や週末の講座に通う、あるいは職場でもっと研修を任せてもらえないか頼んでみる。ソードのクイーンは、誰かが気づいてくれるのを待つのではなく、はっきり頼むことも勧めています。

ワンドの3は、それが1年後にどこへ向かうかを示しています。仕事の転換を終えた姿ではなく、最初の成果と勢いのある計画です。ジョーはそのときに進み具合を振り返り、もう一度引いてみることができます。ペンタクルの4は、もしものための蓄えをつくることを後押ししていて、そうすればこの先どんな動きをするにも楽になります。講座の費用や収入が減る可能性については、カードは振り返りのきっかけです。具体的な数字の相談は、専門家にするのが正解です。

キャリアパス・スプレッドに向いた質問

このスプレッドは、物事の中での自分の役割についての開かれた問いでいちばん力を発揮します。ほかの人が何を決めるかについての質問や、イエス・ノーの質問では、6つのポジションが働く余地がほとんどありません。質問の言葉選びについては、タロットリーディングでの上手な質問の仕方をご覧ください。

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仕事のリーディングのよくある間違い

  • カードをお金の助言として扱う。良いペンタクルのカードはローンを組む理由にはならず、厳しいカードはあわてる理由にはなりません。リーディングは考える材料にして、実際の数字を確かめましょう。
  • 天職を職種名として読む。女帝は「庭師になれ」という意味ではありません。2枚目は、仕事の中にもっとほしい性質として読んでください。
  • 障害を飛ばす。4枚目は居心地の悪いカードであることが多く、そして多くの場合、スプレッドでいちばん役に立つカードです。
  • 縦の列を無視する。この配置では、答えがそれぞれの問いの下に置かれています。横だけでなく縦にも読みましょう。
  • 衝動で動く。カップの8や塔のような変化のカードは、状況を描いているのであって、今日辞表を出せという指示ではありません。
  • 何度も引き直す。結果が気に入らないからとくり返しても、増えるのは雑音で、明晰さではありません。5枚目を実行して、何かが変わってからまた占いましょう。

キャリアパス・スプレッドのよくある質問

キャリアパス・スプレッドのポジションは?

6つあります。1が仕事の現状、2が情熱・天職、3が強みとスキル、4が障害・ブロック、5がアドバイス、6が長期的な結果です。3枚ずつ2段に並べるので、下の段のカードはそれぞれ、答えている上の段のカードの真下にきます。

仕事を辞めるべきか、タロットでわかる?

タロットは、自分が何を感じていて何が引き止めているのかを見る手助けはできますが、決めるのはあなたです。「辞めるべき?」ではなく「辞めることについて、理解しておくべきことは?」と問い、障害のカードに注目し、行動する前に貯金や退職の申し出の期限といった現実的な面を確かめましょう。

このスプレッドでお金のことを占える?

お金や仕事への自分の向き合い方を振り返るのに使えますし、ペンタクルのカードはよくそれを直接語ってくれます。ただし、お金の助言ではありません。借金、投資、税金、大きなお金の決断については、専門家や無料の借金相談窓口に相談してください。

長期的な結果のカードは、どのくらい先まで見る?

引く前に自分で決めた期間までです。仕事の問いの多くには、半年から1年が合っています。あとでカードに合わせて期間を引き延ばしたくならないように、先に期間を決めておきましょう。

結果のカードが悪く見えたら?

決まった運命ではなく、今のやり方がどこへ向かうかについての警告として読んでください。何を変えられるかは、障害(4枚目)とアドバイス(5枚目)に表れています。カードのくわしい意味も確かめましょう。厳しく見えるカードの多くは、もっと良いものの入る場所をつくる終わりを描いています。

仕事運にいちばん良いタロットカードは?

とくに力強いのは、魔術師、ペンタクルの8、ペンタクルのエース、ワンドの6、ペンタクルのキングです。タロットカードの仕事とお金の意味一覧のページで、全78枚を紹介しています。

仕事のリーディングはどのくらいの頻度でするといい?

何かが変わったとき、または進み具合を確かめるために数か月に1回です。5枚目から選んだ一歩も含めて毎回のリーディングを記録しておくと、振り返ったときに何が起きたかがわかります。

試してみませんか?このページの上にある無料のキャリアパス・リーディングで自分のカードを引いてみたり、二択スプレッドで2つの仕事を比べたり、全78枚の仕事での意味で気になるカードを調べたり、ほかのタロットスプレッドを見てみたりしてください。