金運タロットスプレッドは、お金の状況を正直に見つめるための6枚の並べ方です。お金の今の状態、出ていく原因、支えになっているもの、お金に対する考え方、変えるべきこと、そして次の具体的な一歩を読みます。何を買うべきか、どこに投資すべきかは教えてくれませんが、使い方、貯め方、心配の仕方の裏にある習慣や気持ちを映し出すのはとても得意です。
使いどころは、日々のお金の悩みです。なぜいつも月末前にお金が尽きるのか、その買い物は本当に必要か、借金とどう向き合うか、何かのためにどう貯めるか、どこまで気前よくしても大丈夫か。このガイドでは、各ポジション、カードのペアの読み方、4つのスートそれぞれに表れるお金、リーディングの実例、短い2つのバリエーションまで紹介します。
今すぐ無料で金運スプレッドを引いてみましょう:お金の状況、またはお金についての質問をひとつ思い浮かべてから、下で6枚すべてを配ってください。各ポジションには問いが表示され、各カードからはくわしい意味のページへ移れます。そのあとガイドに戻って、カードをまとめて読んでみてください。
あなたの金運スプレッド
- お金の現状 正直に見て、今のお金の状況はどうなっている?
- 出ていく原因 お金、またはお金についての安心を奪っているものは?
- 支えになるもの すでに味方になってくれているものは?
- お金への考え方 お金の扱い方を左右している態度や思い込みは?
- 変えること 何を変えればいちばん助けになる?
- 次の一歩 今週できる具体的な一歩は?
上の列は今の状況、下の列はそれに対してできることです。縦の列ごとに上から下へ、ペアとして読みます。ポジションをまとめて読む方法
目次:
- 金運タロットスプレッドとは?別のスプレッドが向いているとき
- 6つのポジション早わかり
- 各ポジションをくわしく
- ポジションをまとめて読む
- 各スートと大アルカナに表れるお金
- お金に関わる16枚のカードとその示唆
- お金の質問の立て方
- 大きな買い物、借金、貯金、お金を貸す・あげるときの使い方
- 金運リーディングの逆位置
- リーディングの実例
- 3枚でできる金運チェック
- 1か月のお金のスプレッド
- お金についてタロットにできないこと
- よくある失敗
- よくある質問
金運タロットスプレッドとは?
お金との付き合い方をふり返るためのスプレッドです。収入と支出はたいていの人がだいたい把握しています。邪魔をしているのは、見ないふり、習慣、そして不安です。6枚のカードは、それらに目で見られる形を与えてくれます。
このスプレッドは「見る」から「動く」へと進みます。最初の3枚は状況を描きます。今どうなっているか、何が奪い、何が加えているか。残りの3枚はそれを行動に変えます。その裏にある考え方、変える価値のあること、そして今週踏み出せるくらい小さな一歩です。
別のスプレッドが向いているとき
- 仕事選び、転職、事業の方向性:そのためのキャリアパス・スプレッドがあります。内定や面接については仕事のタロット占いガイドでくわしく紹介しています。
- 具体的な2つの選択肢(2つの物件、2通りの返済方法など)なら、二択スプレッドで並べて比べられます。
- 直感をさっと確かめたいとき:イエス・ノー占いなら、1枚のカードでどちらに傾いているかがわかります。
- 1枚のカードがお金について何を意味するか:仕事とお金の意味一覧に、78枚すべてのお金の意味をまとめています。
金運スプレッドの6つのポジション早わかり
各ポジションが投げかける問いはひとつだけ、それもシンプルなものです。3列目は、いちばん関わりの深いカードを示しています。
| ポジション | 問い | あわせて読むカード |
|---|---|---|
| 1. お金の現状 | 正直に見て、今のお金の状況はどうなっている? | 4、6 |
| 2. 出ていく原因 | お金、またはお金についての安心を奪っているものは? | 5、3 |
| 3. 支えになるもの | すでに味方になってくれているものは? | 6、2 |
| 4. お金への考え方 | お金の扱い方を左右している態度や思い込みは? | 1、5 |
| 5. 変えること | 何を変えればいちばん助けになる? | 2、4 |
| 6. 次の一歩 | 今週できる具体的な一歩は? | 3、1 |

カードを3枚ずつ2列に並べます。上の列(1、2、3)はありのままの状況です。下の列(4、5、6)は、あなたが手を加えられる部分です。下の列の各カードは、それが答える上のカードの真下に置くので、縦の列がペアとして読めます。
金運スプレッドの各ポジションをくわしく
お金はペンタクルだけの話ではありません。どのスートも質問に照らして読みましょう。金運スプレッドのソードはたいてい考えや不安、カップは気持ちとお金の使い方、ワンドは意欲、リスク、努力を表します。
1枚目:お金の現状
ありのままのスナップショットです。数字そのものを描くこともあれば、その状況の中で暮らす感覚を描くこともあります。判定ではなく描写として受け取りましょう。たとえば、ここにペンタクルの2が出たら、やりくりの状態です。不定期な収入、給料日に合わせた支払い、引き落としに間に合わせるための口座間の移動。なんとか回ってはいるものの、余裕はありません。
- 厳しいカードが出たら:おそらくすでに気づいていることを、はっきり言葉にしています。言葉にすることが、立て直しの始まりです。
- 比べるカード:真下の4枚目は状況の裏にある考え方、6枚目はそこから抜け出す最初の一歩です。
2枚目:出ていく原因
2枚目は、お金や心の落ち着きがどこから漏れ出しているかを示します。お金の使い方の癖かもしれませんし、気づかなくなった固定費、ある人、あるいは役に立たない心配のパターンかもしれません。たとえば、ここにワンドのナイトが出たら衝動を表します。すぐに入って同じくらいすぐに出ていくお金、あるいはわくわくしたという理由で決めたお金の判断です。このカード自身の処方はシンプル。決める前に1日置いて考えることです。
- 心地よいカードが出たら:よいものがお金を減らすこともあります。気前のよいカードなら、余裕以上に人に与えているのかもしれません。
- 比べるカード:真下の5枚目はそのまま解決策になっていることが多く、3枚目は出ていく分を埋め合わせられるものを示します。
3枚目:支えになるもの
すでにあなたの味方になっているものを示すカードです。スキル、習慣、人、安定した収入、あるいはただの良識。不安のほうが声が大きいので、金運リーディングではつい読み飛ばされがちです。たとえば、ここにペンタクルのナイトが出たら、あなたの堅実さこそが財産だと告げています。こつこつ貯める、少しずつ返す、計画を守る。成果はゆっくりですが、確かにやってきます。
- 逆位置:支えはあるのに使われていない状態です。まだ連絡していない相談先や、安すぎる値段で提供しているスキルなど。
- 比べるカード:真下の6枚目。次の一歩は、たいていすでにうまくいっているものの上に築かれます。
4枚目:お金への考え方
4枚目は、選択の裏にある思い込みや気持ちを見ます。足りないという感覚、罪悪感、プライド、見ないふり、そして「自分はお金のことが苦手だから」。どれもここに表れます。たとえば、ここにペンタクルの4が出たら、握りしめる手の強さを示します。貯められるのは長所ですが、このカードは、稼ぐ力を高める講座や道具、行動にさえお金を使わないほど固く握りしめることを戒めています。
- ソードが出たら:とてもよくあることです。お金の不安は、口座残高と同じくらい、考え方のパターンでもあります。
- 比べるカード:真上の1枚目。考え方と状況が一致しているなら、状況が思い込みを育てているのかもしれませんし、その逆かもしれません。
5枚目:変えること
ここがてこの支点です。いちばん大きな違いを生む、ひとつの習慣、決断、または態度。アドバイスとして読みましょう。たとえば、ここに「正義」のカードが出たら、期待や恐れではなく数字にもとづいてお金のことを決め、借りているものを清算し、共通の出費を公平に分けるよう求めています。家計のある支払いがいつのまにか一人の負担になっているなら、それを指摘するのがこのカードです。
- コートカード:たいていは取るべきアプローチを示します。キングの落ち着いた計画性や、ペイジの初心者らしい好奇心です。コートカードの解説もご覧ください。
- 比べるカード:真上の2枚目。5枚目が直すべき「出ていく原因」です。
6枚目:次の一歩
最後のカードは、リーディングを今週やることに変えます。小さく具体的にしましょう。明細を開く、電話をかける、先取りの自動積立を設定する。たとえば、ここにペンタクルのエースが出たら、家計簿のような具体的な一歩をひとつ選び、今日から始めるよう告げています。大きな計画ではなく、ゆっくり着実な努力が報われるカードです。
- 逆位置:先に下準備が必要な一歩です。動く前に何を確認し、何を準備すべきかを考えましょう。
- 比べるカード:真上の3枚目は頼れる支え、1枚目はこの一歩で良くしたい状況です。
ポジションをまとめて読む
6つの答えをばらばらに読むと、ただのリストになります。ペアで読むと、互いを説明し合います。
現状と考え方:1枚目と4枚目
この列は、状況のどこまでが環境のせいで、どこまでが考え方のせいかを問います。厳しい現状のカードの下に落ち着いた考え方のカードがあれば、苦しい時期をうまく乗り切っているのでしょう。余裕のある現状のカードの下に不安げな考え方のカードがあれば、問題よりも心配のほうが大きくなっているのかもしれません。
出ていく原因と変えること:2枚目と5枚目
いちばん実用的なペアです。5枚目は、2枚目へのそのままの答えであることがよくあります。同じスートなら、解決策は漏れと同じ領域にあります。2枚目が感情的なカードで5枚目が実際的なカードなら、気持ちをなだめるためにお金を使っているのかもしれません。その場合の変化は、その欲求を満たすもっとよい方法を見つけることです。
支えと次の一歩:3枚目と6枚目
6枚目の一歩は、3枚目を生かすときにいちばんうまくいきます。支えが人なら、一歩はその人に頼ることかもしれません。スキルなら、それに見合った料金をもらうことかもしれません。
枚数で読む
78枚のフルデッキから6枚引くと、大アルカナはたいてい1~2枚です。3枚以上出るのはおよそ5回に1回で、お金の問題がもっと大きな変化の中にあることを示します。大アルカナが1枚も出ないのはおよそ8回に1回で、主に日々の習慣の問題だと考えられます。
ペンタクルは平均して1枚ほど出ます。3枚以上は珍しく、およそ15回に1回で、予算、請求書、数字が主役になります。ソードが3枚以上(同じくらい珍しい)なら、お金そのものよりも不安のほうが大きなダメージを与えていることを示します。同じ数字が重なれば、テーマも重なります。タロットカードの組み合わせもご覧ください。
各スートと大アルカナに表れるお金
ペンタクル:お金のスート
ペンタクルは、手に取れるものを扱います。収入、貯金、請求書、財産、そして安定を築く習慣です。動きはゆっくりで、ほとんどのカードが近道より忍耐を選びます。新しいチャンスや収入源を表すペンタクルのエースから、次の給料日のずっと先まで続く長期的な安定を表すペンタクルの10まで並んでいます。
ソード:お金の不安と見ないふり
ソードは、お金についての考え方を示します。ソードの9は、眠れなくなる借金や、開けるのが怖い請求書を表す代表的なカードです。ソードの2は、開けていない明細や先延ばしにした決断で問題が小さくなることはないと警告します。ソードの8は、借金や厳しい予算に閉じ込められた感覚を描きます。3枚とも実際的なアドバイスは同じです。本当の数字を見ること。たいていは想像の数字ほど怖くありません。
カップ:気持ち、ごほうび、気晴らしの出費
カップはお金の感情的な面を示します。お祝いのため、自分を慰めるため、人を喜ばせるために使うお金です。カップの9は正位置なら自分へのごほうびを許しますが、逆位置では臨時収入のあとの使いすぎを警告します。カップの3は気前がよすぎるので、楽しい時間にいくらかかっているかに気をつけましょう。カップの7は、希望的観測や話がうますぎる誘いに注意を促します。
ワンド:意欲、リスク、重荷
ワンドはエネルギーと野心を示します。それはお金を生むことも、使い果たすこともあります。ワンドのエースは利益というより可能性で、着実な努力で支えれば稼げるアイデアです。ワンドのナイトは、すぐに得る利益や衝動買いを示すことがあります。ワンドの10は押しつぶされそうな請求や責任を描き、それを小さく分けるよう求めます。
金運リーディングに出る大アルカナ
- 運命の輪:周期とタイミング。お金の状況は良くなりえますが、輪は回り続けるので、苦しい時期への備えも必要です。このカード自身、運がいい気がするからと賭けに出るサインではないと告げています。
- 皇帝:仕組みと規律。予算、貯金、整った帳簿、そして長く続く安定のために欲しいものを後回しにすること。逆位置では、仕組みがないためにお金が指のあいだからこぼれていく状態です。
- 悪魔:あなたをとらえて離さないもの。使いすぎ、借金、ギャンブル、見栄へのこだわり、給料はいいけれど幸せになれない仕事。逆位置では、主導権を取り戻しつつあることを示すことがあります。
- 正義:公平さと数字。借金の清算、出費の公平な分担、契約書を読むこと、気持ちではなく事実で決めること。
- 塔:思いがけない出費のようなショック。状況が本当にどれだけ安定しているかを確かめ、蓄えを作るきっかけです。
- 節制:ほどほどであること。現実的な予算、こつこつした貯金、そして厳しすぎる節約と散財のあいだを行き来するのをやめること。
お金に関わる16枚のカードとその示唆
金運スプレッドを左右することが多いカードです。各行はそのカード自身のお金の意味にもとづいています。正位置・逆位置のくわしい意味はリンク先でどうぞ。78枚すべては仕事とお金の意味一覧のお金の項目で見られます。
| カード | 示唆すること |
|---|---|
| ペンタクルのエース | 新しい収入源やチャンス。堅実でゆっくりした成長 |
| ペンタクルの2 | 請求と不定期な収入のやりくり。蓄えを作るとき |
| ペンタクルの4 | 貯金と慎重さ。握りしめすぎているかも |
| ペンタクルの5 | 苦境や収入減。予算を引き締め、支援を探す |
| ペンタクルの6 | 公平なやりとり:給料、貸し借り、返済、できる範囲で与えること |
| ペンタクルの7 | 長期の貯蓄や投資。ふさわしい時間軸で判断する |
| ペンタクルの9 | 自分の力で手に入れたゆとりと自立 |
| ペンタクルのペイジ | 新しいお金の習慣:初めての家計簿、貯金の目標 |
| ペンタクルのキング | 一攫千金より、助言を受けながらの忍耐強い資産づくり |
| ソードの9 | 眠れなくなるお金の不安。実際の数字と向き合う |
| ワンドの10 | 押しつぶされそうな借金や請求。小さく分ける |
| ワンドのナイト | すぐ入ってすぐ出ていくお金。買う前に1日待つ |
| カップの7 | 希望的観測。話がうますぎるもうけ話 |
| 悪魔 | 使いすぎ、借金、あるいはやめられない習慣 |
| 運命の輪 | お金の流れの転機。上向きを楽しみ、下向きに備える |
| 塔 | 思いがけない出費やショック。土台の固さを確かめる |
お金の質問の立て方
自分で見て変えられること、つまり習慣、選択、気持ちについてたずねましょう。金額や日付、相場の予想をカードに求める質問は避けてください。カードにはできませんし、自信ありげな答えはかえってあなたを惑わせるだけです。
| よくない質問 | よりよい質問 |
|---|---|
| お金持ちになれる? | 今年、お金の面でもっと安心するには何が助けになる? |
| この株を買うべき? | この投資に何を期待している? |
| お金はいつ入ってくる? | 収入を増やすために何ができる? |
| 宝くじは当たる? | なぜ臨時収入を期待し続けてしまう?それがなければ何を変える? |
| 借金はなくなる? | 借金と向き合うのを何が止めている?最初の一歩は? |
| パートナーは私たちのお金を無駄遣いしている? | 共通のお金について、どうすれば公平に話し合える? |
1回のスプレッドで質問はひとつが最適です。言葉選びについてはタロットリーディングでの上手な質問の仕方もご覧ください。
大きな買い物、借金、貯金、お金を貸す・あげるときの使い方
6つのポジションはそのままに、質問だけを変えます。
大きな買い物
「これを買う前に知っておくべきことは?」とたずねます。2枚目は隠れたコストを示します。お金のこともあれば、ストレスのこともあります。4枚目は、それが欲しい理由を示します。そこにカップの7が出たら、物そのものではなく、そのイメージを買おうとしているのかもしれません。ペンタクルの9なら、自分で稼いだ、よく考えたうえでのごほうびです。
借金の悩み
「この借金をコントロールできるようになるには何が助けになる?」とたずねます。ここでは3枚目と6枚目がいちばん大切です。何が出ても、借金のリーディングの裏にある具体的な一歩は同じです。誰にいくら借りているかを書き出すこと。無料で秘密を守ってくれる借金の相談窓口は多くの国にあり、それを利用するのは負けではなく賢明な一手です。ペンタクルの5も同じことを伝えています。助けを求め、それを受け取りましょう。
何かのための貯金
「この貯金を助けるもの、邪魔するものは?」とたずねます。2枚目は貯金を食いつぶし続けているもの、6枚目は始めるべき習慣として読みます。6枚目にペンタクルのペイジやペンタクルのナイトが出たら、どちらも一度に大きく貯めるより、少額をこつこつ続けることをすすめています。
収入
「もっと稼ぐには何が助けになる?」とたずねます。3枚目は、あなたが過小評価しているスキルを示すことがよくあります。そこにペンタクルの3が出たら、スキルで稼ぐことをすすめています。資格を取る、あるいは経験に見合った料金にすることです。本当は転職の質問なら、キャリアパス・スプレッドに切り替えましょう。
お金を貸す、借りる、あげる
「自分を苦しめずに気前よくするには?」とたずねます。ペンタクルの6は公平なやりとりのカードです。お金の貸し借りの条件は書面に残すよう助言します。逆位置では、見返りを求められる援助や、受け取るよりはるかに多くを与えていることを警告します。
金運リーディングの逆位置
逆位置を読むかどうかは自由です。シャッフルする前に決めておきましょう。読む場合は、逆位置のカードを、同じエネルギーがせき止められている、行きすぎている、または内側に向いている状態として読みます。自動的に悪い知らせになるわけではありません。
- よい知らせになる逆位置もあります。ペンタクルの5の逆位置は、苦しい時期が明けつつあることを示すことがよくあります。悪魔の逆位置は、衝動買いの癖を断ち切りつつあることを示すことがあります。
- 同じことが行きすぎた状態を示す逆位置もあります。ペンタクルの4の逆位置は、強欲で握りしめすぎている状態か、その反対に、使いすぎでお金が流れ出ている状態のどちらかを意味することがあります。
- 遅れを示す逆位置もあります。ペンタクルのエースの逆位置は、遅れているチャンスや、もっと下準備が必要なチャンスであって、永遠に失われたわけではありません。
このページのドローでは、各カードが3分の1の確率で逆位置になるので、6枚なら平均して2枚が逆位置です。6枚すべてが正位置になるのは、およそ11回に1回しかありません。逆位置が3枚以上(およそ3回に1回)なら、押し進めるのではなく、ペースを落として見つめ直す必要がある状況を示します。
金運スプレッドのリーディング実例
ここで紹介するのは、実在の人物や実際のリーディングではない、架空のリーディングです。収入がまとまって不定期に入ってくるフリーランスのデザイナー、ハルという人を想像してください。潤う月もありますが、たいていは最後の1週間がぎりぎりです。ハルは銀行アプリをめったに開きません。質問は「今、お金について知っておくべきことは?」。ハルは逆位置も読みます。
| ポジション | カード | ひとことで |
|---|---|---|
| 1. お金の現状 | ペンタクルの2 | 不定期な収入と請求のやりくり |
| 2. 出ていく原因 | カップの9(逆位置) | 度を越した楽しみ。臨時収入のあとの使いすぎ |
| 3. 支えになるもの | ペンタクルの3 | スキルで稼ぐ。適正な料金 |
| 4. お金への考え方 | ソードの8 | 身動きがとれない感覚。明細を見ないふり |
| 5. 変えること | 節制 | ほどほどに。着実な中道 |
| 6. 次の一歩 | ペンタクルのペイジ | 家計簿と小さな貯金の習慣を始める |
現状と考え方:ペンタクルの2の下にソードの8
「ペンタクルの2」は、ハルの1か月をそのまま描いています。不定期な収入と、支払いに間に合わせるためのお金のやりくり。このカードのアドバイスは、少しの蓄えと、入るお金と出るお金のはっきりした記録です。その下の「ソードの8」は、なぜそれができていないのかを示しています。ハルはお金に閉じ込められているように感じ、明細をまったく見ないようにしています。このカードが伝えるのは、本当の数字はたいてい想像の数字ほど怖くないということです。
出ていく原因と変えること:カップの9の逆位置の下に節制
出ていく原因は「カップの9」の逆位置です。スプレッドで唯一の逆位置なので、目を引きます。正位置なら自分へのごほうびを許すカードですが、逆位置では度を越した楽しみと、臨時収入のあとの使いすぎを警告します。ハルの場合、パターンははっきりしています。大きな入金があると1週間ごほうびが続き、そのつけを苦しい週が払うのです。
そのすぐ下の「節制」は、まさにその揺れを治す処方です。ほどほどであること、現実的な予算、そして「ある時は大盤振る舞い、ない時は我慢」ではなく着実な貯金を求めています。スプレッドで唯一の大アルカナでもあり、これがこのリーディングの学びだと示しています。
支えと次の一歩:ペンタクルの3の下にペンタクルのペイジ
支えは「ペンタクルの3」です。ハルのスキルは本物で、このカードは経験に見合った料金をすすめています。次の一歩は「ペンタクルのペイジ」。初めての家計簿と新しい貯金の習慣のカードです。最初は金額が小さくてもかまいません。大切なのは習慣です。
全体をまとめると
6枚中3枚がペンタクルというのは珍しく(およそ15回に1回)、このリーディングは人生の大きな変化よりも、お金の実際的な習慣にしっかり焦点を当てています。具体的な行動に落とし込むと、ハルの1週間はこうなります。
- 銀行アプリを開き、3か月分の収入と支出を書き出す。一度に済ませ、自分を責めない。
- 「苦しい月用」と名前をつけた別の貯金口座を作る。
- ルールを決める:報酬が入金されたら、何よりも先に決まった割合をその口座に移す。
- ごほうびはやめずに、使う金額を決めておく。そうすれば、いい月は出ていく原因ではなく楽しみのままでいられる。
- 次の見積もりの料金を、今の経験に見合っているか確かめる。
1か月後、ハルはもう一度スプレッドを並べて比べることができます。
3枚でできる金運チェック
さっと確認したいときや、お金の悩みがひとつだけのときは、3枚で十分です。
| カード | 問い |
|---|---|
| 1. 見えていないこと | お金について、何を避けたり見落としたりしている? |
| 2. 助けになるもの | 味方になっているものは? |
| 3. ひとつの一歩 | 今週、何ができる? |
たとえば、すぐに稼げるとうたうオンライン講座に心が動いていて、カップの7、正義、ペンタクルのナイトを引いたとします。見えていないのは希望的観測。話がうますぎるということです。助けになるのは、期待ではなく数字で決め、細かい条件まで読む「正義」の習慣。一歩は「ペンタクルのナイト」のもの。着実な計画を守り、危うい近道は見送ることです。3枚の並べ方は3枚引きタロットスプレッドでもっと紹介しています。
1か月のお金のスプレッド
1か月のお金の計画を立てるなら、給料日当日かその直後に5枚並べます。
| カード | 問い |
|---|---|
| 1. 今月のお金のテーマ | 今月のお金の流れを貫いているものは? |
| 2. 気をつけたい出費 | お金がこぼれていきそうなところは? |
| 3. 節約するところ | 取り分けたり減らしたりできるものは? |
| 4. 使う価値のある出費 | 今月、お金を使う価値があるところは? |
| 5. 続ける習慣 | 1か月守り続けるひとつの習慣は? |
4枚目が大切です。楽しみをすべて禁じるお金の計画は、たいてい2週目で崩れます。ペンタクルの4も、自分への投資を拒むことを戒めています。5枚を書き留めて、月末に確かめましょう。もっと広く1か月を占うなら、1か月のタロット・スプレッドと組み合わせてください。
お金についてタロットにできないこと
はっきり言うと、タロットは金融アドバイスではありません。相場、価格、宝くじの番号、賭けの結果を予測することはできず、どんなスプレッドもギャンブルの確率を変えません。リーディングが何かにお金を賭けるよう告げているように思えたら、カードを置いてください。運命の輪でさえ、運がいい気がするからと賭けに出るサインではありません。
金運スプレッドにできるのは、考える手助けです。買い物の前に立ち止まらせ、繰り返している習慣に名前をつけ、踏み出す一歩をひとつ示してくれます。投資、年金、住宅ローン、大きな金額についての判断は、資格を持ち、公的に登録・監督されているファイナンシャルアドバイザーに相談してください。借金については、無料で秘密を守ってくれる相談窓口が多くの国にあり、優先順位を整理する手助けをしてくれます。
お金の心配で何週間も眠れていないなら、信頼できる人か、かかりつけの医師に相談してください。ギャンブルがコントロールできないと感じるなら、そのための無料で秘密を守ってくれる相談窓口もあります。
金運スプレッドのよくある失敗
- 予測を求める。「6月までにいくら貯まる?」には役に立つ答えがありません。代わりに、自分に何ができるかをたずねましょう。
- 出ていく原因だけを読む。3枚目はすでにうまくいっているものを示し、次の一歩はたいていその上に築かれます。
- 数字の代わりにカードを使う。リーディングは明細を開くきっかけであって、明細の代わりではありません。
- 6枚目を大きくしすぎる。「お金の問題を片づける」は一歩ではありません。「今夜、口座引き落としの一覧を書き出す」は一歩です。
- よく見えるまで引き直す。答えが気に入らないなら、たいていそこがいちばん読む価値のある部分です。質問ひとつにスプレッドは1回。もう一度たずねるのは1か月待ってからにしましょう。
金運タロットスプレッド:よくある質問
金運タロットスプレッドのやり方は?
お金のこと、またはお金についての質問をひとつ思い浮かべながらシャッフルし、6枚を3枚ずつ2列に配ります。お金の現状、出ていく原因、支えになるもの、お金への考え方、変えること、次の一歩です。各カードをそのポジションで読み、次に縦の列をペアとして読みます。最後に、今週の一歩をひとつ書き出して締めくくりましょう。
タロットでお金が入る時期は予測できる?
いいえ、信頼できる形ではできません。ペンタクルのエースのようなカードはチャンスを追う後押しにはなりますが、入金や金額、日付を約束することはできません。金運リーディングは予測ではなく、自分で変えられる習慣や選択をふり返るものとして扱いましょう。
お金を意味するタロットカードは?
ペンタクルがお金のスートで、ペンタクルのエース、ペンタクルの9、ペンタクルの10が金運にとってもっとも前向きなカードです。お金はほかのスートや、皇帝、運命の輪のような大アルカナにも表れます。お金に関わる16枚のカードの表もご覧ください。
金運リーディングの「悪魔」の意味は?
悪魔は、あなたをとらえて離さないものを指します。使いすぎ、借金、ギャンブル、見栄、あるいは給料はいいけれど幸せになれない仕事。アドバイスは、恥じることなくその習慣に名前をつけ、自由に向かって小さな一歩を踏み出すことです。逆位置では、主導権を取り戻しつつあることを示すことがあります。
投資や賭けをタロットで決めてもいい?
どうかやめてください。タロットは相場や価格、結果を予測できず、金融アドバイスでもありません。カードは、なぜ投資したいのか、なぜ賭けたいのかを見つめるために使い、投資の判断は資格を持ち、公的に登録・監督されているアドバイザーと一緒に行いましょう。
金運スプレッドに厳しいカードばかり出たら?
まず3枚目と6枚目、つまり支えになるものと次の一歩を読みましょう。ソードが多いスプレッドは、お金そのものより不安のほうが害を与えていることをよく示します。借金が関わっているなら、無料の借金相談窓口が計画づくりを手伝ってくれます。
金運タロットはどのくらいの頻度で占えばいい?
月に1回で十分です。できれば給料日のころに。変えたことが効果を表す時間ができ、比べる材料も手に入ります。そのあいだは、今日の1枚で流れをつないでおけます。
このスプレッドは仕事について?それともお金について?
お金についてです。使い方、貯め方、借金、買い物、収入、そしてそのすべてについての気持ち。仕事選びやキャリアの方向性については、代わりにキャリアパス・スプレッドを使いましょう。
準備はいいですか?このページ上部の無料金運リーディングで6枚を配り、ひとつの一歩を書き出して、来月また比べに戻ってきてください。引いたカードを調べるなら78枚すべての意味を、別の並べ方を探すならタロットスプレッドの一覧をどうぞ。
